Azul図書室 今まで読んだ本の「自己の記録」であり、誰かの目に留まり手にとって読んで頂けたら、さらに嬉しいとても私的な「ブックコーナー」でもあります。時間つぶしにお立ち寄りください。
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「戒厳令」より「オムレツ」
以前読んだ本の読み直しです、っていうより読みたい個所があっての拾い読みです。私が「今世紀最高の旅行作家」と個人的に思っているイタリア人アントニオ・タブッキ氏が、サラザール政権下、戒厳令下のリスボンを舞台に書いた小説です。気になったのは戒厳令ではなくて、確か主人公のペレイラが毎食のように食べていたのはどんなオムレツだったっけ。でこれ以上太ると危ないと言われて食事治療を始めてから食べてたのは何だっけ...冷蔵庫の中にある2つの卵をどう料理しようか、と思案中にふとこの小説が読みたくなったわけです。タブッキはけっこう難解、って思われてて(確かにそんなのも多いです。)とっつきにくいところがあるんですが、「レクイエム」「...ペレイラ...」「ダマセーノ・モンテイロの失われた首」いわゆるポルトガル三部作は、こんな楽しみ方ができるんです。「レクイエム」はちょっと盛りだくさん過ぎるんですが、「ダマセーノ」はポルト名物「もつ煮」がキーポイント。食べ物だけじゃなくて街の名前や建物を拾い読むのも面白いです。ちなみに「ペレイラ」に頻繁に登場するのは香草入りオムレツとレモネード(うげっ!) ペレイラ氏はダイエットのため「海洋療法」クリニックに行って4kg痩せます。ほんと本筋と関係ないところもおもろい。
以前読んだ本の読み直しです、っていうより読みたい個所があっての拾い読みです。私が「今世紀最高の旅行作家」と個人的に思っているイタリア人アントニオ・タブッキ氏が、サラザール政権下、戒厳令下のリスボンを舞台に書いた小説です。気になったのは戒厳令ではなくて、確か主人公のペレイラが毎食のように食べていたのはどんなオムレツだったっけ。でこれ以上太ると危ないと言われて食事治療を始めてから食べてたのは何だっけ...冷蔵庫の中にある2つの卵をどう料理しようか、と思案中にふとこの小説が読みたくなったわけです。タブッキはけっこう難解、って思われてて(確かにそんなのも多いです。)とっつきにくいところがあるんですが、「レクイエム」「...ペレイラ...」「ダマセーノ・モンテイロの失われた首」いわゆるポルトガル三部作は、こんな楽しみ方ができるんです。「レクイエム」はちょっと盛りだくさん過ぎるんですが、「ダマセーノ」はポルト名物「もつ煮」がキーポイント。食べ物だけじゃなくて街の名前や建物を拾い読むのも面白いです。ちなみに「ペレイラ」に頻繁に登場するのは香草入りオムレツとレモネード(うげっ!) ペレイラ氏はダイエットのため「海洋療法」クリニックに行って4kg痩せます。ほんと本筋と関係ないところもおもろい。
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