Azul図書室 今まで読んだ本の「自己の記録」であり、誰かの目に留まり手にとって読んで頂けたら、さらに嬉しいとても私的な「ブックコーナー」でもあります。時間つぶしにお立ち寄りください。
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いや、これは面白いです。ハワイについての本はいろいろ読みましたが、「フラ」という文化からハワイを見ているようで、それだけではないし、とにかく読みやすい。「踊る東大助教授が教えてくれた」という副題がついてますが、こんなサブタイトルなくてもいいやん。堅苦しく思われてしまう。
「フラ・アウアナ」(ウクレレなどの欧米楽器を使った新しいフラ」と、「フラ・カヒコ」(欧米楽器を一切使わず、チャントにあわせて身体で詩を表現する伝統的なフラ」をがある(実はそれだけではないのですが、それについてはこの本を読んでもらわないと。。。)。
何年か前に、マウイ島で「ルアウ」という伝統的な晩餐を、ホテルのショーで体験したことがあって、そのときにこの両方のフラを体験した。もちろん「フラ・カヒコ」を観たのは初めてで、その荘厳さに圧倒された記憶がある。
「フラ・カヒコ」が復興してきていることについての、著者の印象的な一文を紹介したい。
...いくら「古典のフラ」といったところで、それは過去と同じように再現できるわけではない。
むしろ、それは、今日の文化のなかであらためて解釈され、学ばれていくものなのである。
伝統の保持とはただ単に昔のものを保存することではない。むしろ、過去の価値観を
受け継ぎながら、それぞれの時代環境の中であらたなものを生み出していく作業である。
そのような作業を通じて受け継がれていく伝統は、いつまでも人々に大切にされ、残されていく。
このことは、フラだけではなく、いろいろな文化(音楽・文学など)にも言える事だと思う。
さて、ルアウを体験したことのある人はこの本を読んでみてほしい。この本を読んだ人は、フラ・カヒコを何とか体験してみてほしい。そんな思いにも駆られます。
ちなみに、ルアウのお薦めはマウイ島の「オールド・ラハイナ・ルアウ」です。私は残念ながら定員一杯で別のホテルのルアウショーに行きました。「オールド・ラハイナ・ルアウ」は他のホテルのショーのようにステージ上でやるのではなく、浜辺で、同じ目の高さで観ることができます。本当のやり方に近いらしい。
「フラ・アウアナ」(ウクレレなどの欧米楽器を使った新しいフラ」と、「フラ・カヒコ」(欧米楽器を一切使わず、チャントにあわせて身体で詩を表現する伝統的なフラ」をがある(実はそれだけではないのですが、それについてはこの本を読んでもらわないと。。。)。
何年か前に、マウイ島で「ルアウ」という伝統的な晩餐を、ホテルのショーで体験したことがあって、そのときにこの両方のフラを体験した。もちろん「フラ・カヒコ」を観たのは初めてで、その荘厳さに圧倒された記憶がある。
「フラ・カヒコ」が復興してきていることについての、著者の印象的な一文を紹介したい。
...いくら「古典のフラ」といったところで、それは過去と同じように再現できるわけではない。
むしろ、それは、今日の文化のなかであらためて解釈され、学ばれていくものなのである。
伝統の保持とはただ単に昔のものを保存することではない。むしろ、過去の価値観を
受け継ぎながら、それぞれの時代環境の中であらたなものを生み出していく作業である。
そのような作業を通じて受け継がれていく伝統は、いつまでも人々に大切にされ、残されていく。
さて、ルアウを体験したことのある人はこの本を読んでみてほしい。この本を読んだ人は、フラ・カヒコを何とか体験してみてほしい。そんな思いにも駆られます。
ちなみに、ルアウのお薦めはマウイ島の「オールド・ラハイナ・ルアウ」です。私は残念ながら定員一杯で別のホテルのルアウショーに行きました。「オールド・ラハイナ・ルアウ」は他のホテルのショーのようにステージ上でやるのではなく、浜辺で、同じ目の高さで観ることができます。本当のやり方に近いらしい。
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なかなか旅に行く心や身体や、その他もろもろの余裕がない。だから、この一冊と「インナー・トリップ」した。
写真の全てが、身体を張らないと、相当の根性がないと撮れないのがひしひしと分かる。でも、そんな汗と涙の味の全くしない宝石のような写真。こんな写真を撮ってみたいか?いやあ、見るだけで十分です。ほとんどの写真にそれぞれハワイ語のタイトルがついています。(「Jake Shimabukuro」はハワイ語ではないけど。)
写真の全てが、身体を張らないと、相当の根性がないと撮れないのがひしひしと分かる。でも、そんな汗と涙の味の全くしない宝石のような写真。こんな写真を撮ってみたいか?いやあ、見るだけで十分です。ほとんどの写真にそれぞれハワイ語のタイトルがついています。(「Jake Shimabukuro」はハワイ語ではないけど。)
近藤純夫さんの著書は他にも持っている。「ハワイ・ブック」「ハワイ・トレッキング」。自然派だけど、火山とか山歩きとか、『体育会系』よりだった氏が、「花」に向かうことは、ごくごく自然なことと感じてしまう。ハワイの花々は、この島に生まれたものもあり、遠く海を渡ってきたものもあり、どちらも過酷な生存競争を生き抜く。生き抜けないものは、絶滅しかない。ただ、生き抜く力・環境を、人間が作る手助けもできる。以前はハワイに行っても、ただ海や山や街を楽しむだけだったけど、次行くときは、山や海辺を歩きたい。いろんな花や木を感じたい、と痛烈に感じる一冊。
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